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医薬品事業

全身性強皮症治療薬
 全身性強皮症は皮膚や臓器にコラーゲンが蓄積して線維化する難病です。症状を和らげる対症療法しか治療法がありません。
 私たちは線維芽細胞でのコラーゲンの蓄積を抑える化合物HPH-15を見出しました。この化合物は強皮症モデルマウスの皮膚の肥厚を治癒させました。
 HPH-15は現在、非臨床試験が終了し、第Ⅰ相試験の準備段階にあります。

ビタミンや錠剤
DNA
顕微鏡
薬物検査
CTスキャンサービス
エイズ根治薬
 近年いろいろな抗エイズ薬が開発され、HIVに感染しても発病しないようにコントロールできるようになりました。しかし、感染者の体内からHIVが駆逐されてはいないので、薬を中止するとエイズが発病してしまいます。
 私たちはHIVが感染した細胞内にHIVを閉じ込め、感染細胞ごと殺してしまう薬物L-HIPPOを開発しました。エイズの根治をめざして研究を進めています。
脳保護薬
 脳梗塞になると脳血管が詰まって脳虚血が起こり、脳細胞が死にます。これを防ぐ薬が脳保護薬です。
 私たちは、脳虚血の際に生成する毒性の本体HNEを消去する化合物CNNを開発しました。化合物CNNはスナネズミの脳虚血モデルに効果を示しました。これは久留米大学脳外科との共同研究の成果です。
糖尿病治療薬

 フィチン酸は癌細胞増殖抑制、糖尿病改善、免疫力上昇、腎結石形成抑制、コレステロール低下、冠動脈疾患発症リスク軽減などの多彩な活性を持っています。しかしフィチン酸は細胞膜を通りづらく、細胞内での機能を研究し、薬に結びつけるには限界がありました。

​ 私たちは、細胞膜を透過し細胞内でフィチン酸を遊離するフィチン酸プロドラッグを創製しました。この化合物をPro-IP6と名づけ糖尿病治療薬やライフサイエンス研究用試薬としての展開をめざしています。

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