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加齢臭デオドラント

 近年、体臭や口臭で周囲に迷惑をかける「スメルハラスメント」という言葉が広まり、中高年男性用の体臭を消去するボディーソープやシャンプーなどデオドラント製品に対するニーズが高まっています。また、社会の高齢化にともない、高齢者介護の現場でも加齢臭が問題となってきています。

 ヒトの皮膚では皮脂腺から皮脂が分泌されますが、皮脂に含まれるパルミトレイン酸が過酸化されて生成する2-ノネナール(2-NE)という物質が加齢臭の原因であることが知られています。私たちが年をとると皮脂の中に含まれるパルミトレイン酸の量が増えてきます。皮膚ではフリーラジカルができ「お肌の大敵」と言われますが、このフリーラジカルと空気中の酸素の作用でパルミトレイン酸が過酸化を受けて2-NEが生成します。

 私たちは加齢臭物質2-NEを消去することに成功しました。私たちが開発中のSF化合物は、新しいメカニズムによるデオドラント製品の原料として有用です。

消臭機構修正版.png
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